Kindleでの読書に興味はありますか?
今回は、実際にKindleで読書をはじめる手順と、ぼくが実際に Kindle を使ってみて感じたメリットとデメリット、Kindleを使ってお得に読書する方法について説明したいと思います。
Kindleは、使い方によっては紙の本を買うよりも経済的に読書をすることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもKindleって何?
KindleとはAmazonの電子書籍サービスのことです。
Amazon アカウント(無料)を作成すれば、自分のスマホやタブレットから電子書籍を購入して読書する便利なサービスなのです。
その他の特徴は
- スマホ・タブレット・パソコン( Windows・ Mac) どの端末からでも読書ができる
- スマホ・タブレットは専用のアプリを使うと便利
- 夏目漱石や芥川龍之介の作品など1万冊以上の古典的名作が無料で読み放題
Kindleで読書をはじめる手順
Kindle で読書を始める手順について、iPhone(スマホ)の例で説明します。
①Amazonのアカウント作成
まず、 Amazon のアカウントを作成します。 Amazon のアカウントがないと Kindleを使うことができません。すでに Amazonのアカウントを持っている場合は次のステップに進んでください。
②スマホで Kindle のアプリをインストール
Amazon のアカウントを作成したら、次に自分のスマホでKindle のアプリをインストールします。
もちろん、ウェブブラウザでもキンドルを見ることは可能ですが、スマホであればアプリを使った方が格段に使いやすくなるので必ずインストールすることをお勧めします。
③Kindle のアプリを開いて Amazon のアカウントでログイン
Kindle のアプリをインストールしたら、早速アプリを開いて自分の Amazon アカウントでログインしましょう。
④Kindle ライブラリーから読みたい本を見つけたらダウンロード(購入)
ログイン後、 Kindle ライブラリーと呼ばれる Kindle本のラインナップの中から読みたい本を探して、ダウンロードします。
以上が Kindle で読書を始める手順です。読みたい本ダウンロードしたら、あとはひたすら読書に没頭しましょう。
Kindleで読書するメリット
パッと思いつくKindle のメリットといえば、
- 複数の端末で読書可能
- 何万冊の蔵書を1台の端末で持ち運べる
くらいでしょうか?
しかし、実際に使ってみるとわかるのですが、それ以外にも大きなメリットがKindleにはあるのです。
それでは、実際に僕が Kindle で読書をしてみて感じた、メリットとデメリットについてお伝えしたいと思います。
スキマ時間を有効活用できる
Kindleには、スキマ時間を活用してちょっとずつ読書できるというメリットがあります。
Kindle は専用の端末によらずとも、すでに持っているスマホにインストールして使うことができます。
スマホならわりといつでもどこでも持ち運ぶことが多いはずです。
自分のスマホにKindleのアプリをダウンロードしておけば、思いもかけないスキマ時間が生じた時にも読書を楽しむことができるのです。

最近だとすっかり紙の本をどこにでも持ち運ぶことなんてしなくなったなあ
Kindleには、アプリを立ち上げると、前回アプリを閉じたところのページが瞬時に立ち上がるという便利な機能があります。
つまり、 紙の本とちがって、本のページを閉じたところを、毎回わざわざ自分でたどる必要がないのです。
このようなストレスフリーな機能のおかげで、毎回ちょっとしたスキマ時間ができるたびに「読書してみようか」という気持ちが起こるものです。
たしかに、紙の本の場合も、しおりを挟んでおけば前回本を閉じたページが一目でわかります。
でも、本をカバンの中に入れておくと、しおりが本の中に埋もれてしまったり、外れてどっかに行ってしまったりすることがたまにありませんか?
こういうとき、本をパラパラとめくって、しおりがどこに挟まっていたか探さないといけません。
そういうことの積み重ねが結構ストレスになって、だんだんとスキマ時間に読書しようという意欲がなくなってきてしまいますよね?
Kindleであれば確実に前回を本を閉じたページに戻ってくれます。
しおりをはさむページを間違えたり、そもそもしおりをはさむことを忘れたりといったヒューマンエラーも起こりません。
それから、片手でサクサクと読書してできてしまうので、ご飯を食べている時などに片手間で読書することも可能なのです。
どんなに分厚い本であろうと、スマホでKindleアプリを使って読めば片手にすっぽりと収まってしまいます。
ぼくにとってKindleは、スキマ時間を有効活用できる画期的なツールとしてもはや手放すことが出来ない存在です。
紙の本よりも読書がはかどる・内容が身になる
Kindleなら、「この本読みたいぜぇ!」という熱量がMAXに高まった状態から読書をスタートすることができます。
当然ながら、Kindleライブラリーで読みたい本を見つけたら、すぐにインストールして読み始めることができるためです。
読書熱がMAXに高まった状態から読書始めることができれば、かなり集中して読書もはかどるし、内容も格段に印象に残ります。
一方で紙の本はどうかというと、読書熱が MAXに高まった状態から読書を始めることができません。
例えば、同じAmazonで本を買う場合にしても、 Kindleだとすぐに読書始められるのに対して、紙の本だと購入してから家に配達されるまで数日のタイムラグがありますよね。Amazonでポチってから家に届くまでの間、読書熱はどんどん冷めていってしまいます。
本屋で本を買う場合も同じです。本屋で読みたい本が見つかったとしても、帰りながら読み始めることなんてしないですよね?

二宮金次郎みたいに、歩きながら読書していたら車にひかれるよ!
本屋から家まで帰るまでの間のタイムラグは、どうしても避けることができないのです。本屋でがっつり立ち読みして読破してしまえるくらいのタフなメンタルを持っているなら話は別ですが。
ぼくは Kindle で読書するとき、インストールした後にすぐに読み始めると、気づいたらあっという間に半分くらい読み終わっているなんてことも珍しくありません。
逆に、紙の本を買う場合は、Amazon で注文した本が家に届くころにはすでに本に対する熱量が失われていているなんてことはザラです。「あれ?なんでこんな本読みたいと思ったんだろ」と思うこともあります。
ここまで極端な人はあまりいかもしれませんが、いずれにしても読書熱MAXの状態で読書を始められるKindleの方が、紙の本よりも読書がはかどるし、内容が入ってくる事は間違いなさそうです。
キーワード検索で内容を瞬時に見返せる
キーワード検索機能によって読み返したい所をいつでも瞬時に読み返すことができる、というメリットがKindleにはあります。
以前に読んだページをふと読み返したいと思ったとき、関連するキーワードは思い出せるのに何ページにその内容が書いてあるのか思い出せない、なんてことはよくありませんか?

今読んでいるページの内容に関連するページを読み返したいけど、それが何ページのどこに書いてあるのかわからない!
Kindleなら、画面の上部にある検索窓にキーワードを打ち込むだけで、そのキーワードが書いてあるページに一瞬で飛ぶことができます。
これがもし紙の本だったら、読み返したいところまで戻る手がかりは目次くらいしか思いつきません。
親切に目次が詳細に書いてあれば、わりと早く見つけることができるでしょう。しかし、目次がざっくりとしか書いてない本もたくさんあります。
そういう時は、ただパラパラと本をめくるだけで、自分が読み返したい所まで戻る作業は途方もないものになってしまいます。
Kindleなら、手がかりになるキーワードさえ覚えておけば、いつでもそのキーワードが書いてあるページに一瞬で飛ぶことができるのです。自分が読み返したい所を瞬時に参照できることによって、とても効率的に読書することができるのです。
Kindleのデメリット
Kindleで読書する事はメリットばかりではなくデメリットもあります
僕が実際にKindleで読書をしてみて感じたデメリットは
- 蔵書数が少ない
- 出費がかさむ
の2点でした。
紙の本にくらべて蔵書数が少ない
Kindleで読書することの1番のデメリットは、紙の本と比べて蔵書数が少ないという事です。
現在、Kindleの蔵書数は約700万冊ほどです(2020年10月時点)。
Kindleストアは最新のベストセラーやコミックなど、70万冊以上の和書を含む700万冊以上の豊富な品揃え
(出典:Amazon.co.jp)
これに対して、紙の本の数は、 およそ2,300万冊です。
図書 1135万4294点 雑誌 1235万578点 (出典:平成30年度の国立国会図書館の蔵書数)
紙の本と比べてまだまだKindle の蔵書数は少ないといえるでしょう。
ただし、蔵書数が少ないというのはあくまで紙の本に比べたときの話であって、他の電子書籍サービスと比べると蔵書数はKindleが圧倒的に多いのです。

紙の書籍を裁断して電子化したらいいんじゃない?
Kindleにない本を電子化するために、紙の書籍を裁断して電子化、いわゆる紙の本の吸出しをするのはどうかというと、これは Kindle と全く別物なので、ぼくは個人的にオススメしません。
読みやすさが全然違うし、キーワード検索やしおり機能など Kindle のように便利機能が使えないためです。
まだまだ紙の本と比べて Kindle の蔵書数は多いとは言えないため、現状、ぼくは電子書籍と紙の書籍を併用しています。すべての本をKindleで読める時代が、はやく来て欲しいものです。
出費がかさむ
それからKindleのもう一つのデメリットは、Kindleで読書を完結させてしまうと出費がかさんでしまうということです。
紙の本と違って、 Kindleでは中古本というものが存在しないため、全て新品の定価で購入する必要があるのです。紙の本と比べて多少のディスカウントがあるものの、古い本でも全て新品の価格で買わないといけません。

紙の本だと、古いものは BOOKOFF などで100円で買うことができるね
それから、電子書籍サービスの中にはコミックレンタルに対応しているものもありますが、 Kindleではどのようなコミックレンタルができません。レンタルも中古本もないので、全ての読書を Kindle で完結させようとするとどうしても出費がかさんでしまうのですね。
しかし、この後説明するあるサービスに加入することによって、Kindleで読書するときの出費は大幅に抑えることができるのです。
そのサービスについては、次の項目で具体的に説明します。
Kindleでお得に読書する方法
定額読み放題サービスを使えば、Kindle でお得に読書することができます。
Kindleの定額読み放題サービスは、毎月の費用が本一冊の値段しかしないため、もし毎月一冊以上 Kindle 本を買うことがあるのであれば、このサービスを使わない理由が見つかりません。
実際ぼく自身、 Kindleの定額読み放題サービスに加入しているため、Kindle本を買ったことがほとんどありません。
Kindle の定額読み放題サービスは、
- 月額500円の Prime reading(プライムリーディング)
- 月額1480円の Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)
の2種類があります。
この2つのサービスの違いは1つ。無料で読める本の数が Prime readingの方が少なく Kindle Unlimitedの方が多いというところです。
多読派ならKindle Unlimitedがおすすめですが、 Prime readingでもそこそこの数の新刊本や人気本が無料で読めるため、ぼくはこちらを使っています。試しに Kindleを使ってみたいというのであれば、まずはPrime readingで十分でしょう。

Kindle Unlimitedは後からいつでも加入することができるよ
Prime readingを使うためには、 Amazonプライムの会員になる必要がありますが、今だと最初の30日は完全無料で使うことができます。
Amazonプライムの会員登録はこちらからできるので、試しに登録してみても損はないでしょう。
さいごに
Kindleがいかに便利かについて、少しはイメージがわいたでしょうか?
ここまで説明しても、「電子書籍は紙をめくる感覚がなくて読みにくい」と言う人が結構います。しかし、それは単なる慣れの問題です。
Kindle のメリットのところでも説明したように、電子書籍での読書も慣れてしまえば、紙の本で読書するよりも効率よく読書することすらできてしまうのです。
今なら定額読み放題サービスも初月無料ということなので、実際に自分に合うかどうかの判断は試しに使ってみてからでも遅くはないでしょう。
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